社交不安障害や精神的な不調に悩む人の自助団体「生活の発見会」について
「心配性を治す本」を読み自分が社交不安障害(対人恐怖症)だとわかり
本に書いてあった自助団体「生活の発見会」に行けば治るかもしれないと希望の光が見えたきがしていました
東京で暮らし始め、すぐに「生活の発見会」の会員になりました
少し生活の発見会について紹介したいと思います
「あるがまま」を合言葉に症状があっても必要があれば症状から「あるがまま」逃げずに目的を果たすことにより行きつ戻りつしながら薄皮をはぐように症状が完治していくという精神療法の理論のもと、進められます
会員になると、毎月冊子が送られてくきます
会員になる為の費用が少々お高いです(汗)
入会金 8000円 (2018年3月31日までは 4000円)学生2000円
年会費 14000円(2018年3月31日までは12000円)
冊子には、体験記といって症状の発症から克服までの道のりを書いたものや、森田療法についての理論などが書かれてあります
また、各地区で集談会と呼ばれる集まりがあります(全国150ヶ所以上)
もよりの地域に住む会員が集まって、自分の症状や症状がある事で困っていること等を話していき、幹事の方など症状を克服した方達がアドバイスをしていくという
悩みを共有できる場となっています
入会したばかりで会の様子や理論がわからなかったり、まだ会員ではないがどういう会なのか話を聞いてみたい、という人のための初心者懇談会と呼ばれるものもあります
また、個人相談、手紙相談、電話相談もあります
これは有料です
初めて集談会へ参加するときは、緊張しまた、暗い人達の集まりのように思って偏見をもっていました
私も充分暗いのですが(笑)
でも集談会は同じ悩みを持つもの同士ということもあって、案外わきあいあいとしていたように思います
また、会の方はみなさん親切な方が多いです
私は「生活の発見会」に入会すればすぐに克服できるかもしれないという希望を持って
いました
が、実際集談会でいわれたのは、症状の克服には悩んだ年数分かかります
症状を克服するには、恐怖突入をし、恐怖突入することによって行きつ戻りつしながら症状が気にならなくなるということを言われました
(症状の克服には悩んだ年数分かかるというのは症状や人にもよるので一概にはいえないと思いますし、今はそのようなことはあまり言っていないと思います)
私の期待は裏切られました
わざわざ東京まで出てきたのにすぐには治らないという事で凄くがっかりしました
集談会での森田理論の学習や出てくる言葉が20歳前の脳みその私には凄く難しく感じ、また平日が休みでなかなか会へ参加出来ないこと、慣れない東京での生活で会への参加が遠のき、やる気もなくし結局数回行ったきりになっていました
余談ですが、上京してはじめの頃は、私は従姉妹と一緒に住んでいたので従姉妹がポストに生活の発見会と書いてある封筒を見て、私が宗教に入っていると疑われたりもしました(汗)
誤解のないように書いておきますが、「生活の発見会」は宗教ではありません
バイトの方は社員になることができたのですが、社交不安障害があるにもかかわらず販売だった為、お客さんと話が出来ずに怒られたり、かと思えば自分が入っている宗教の話をするお客さんの話を切り上げられずに長々聞いてしまって(今では笑い話ですが)
怒られてしまったり仕事の方も相変わらず苦労していてずっと辞めたいと思っていました
平日が休みだったので、休みの日は、職場の人と何度か遊びに行ったり従姉妹に遊びに連れて行ってもらったり、彼とも続いていたので行き来して懐かしい思い出もありますが、特に気の合う友達も出来ず、結局2年半で実家に帰ることになりました
発見会へは実家に帰ってから今まで入会・退会を繰り返しています
症状が辛くなると入会して手紙相談をしたり集談会に行ったりもしましたがなかなか会への参加が続きませんでした
3回目の入会は数年前ですが、集談会への参加が続かず今年の継続をどうしようか悩んでいる間に振込期限を過ぎてしまいました(汗)
私にはもしかしたら発見会があっていないのかもしれませんし、そうでないかもしれません
私にもわかりません
症状が長すぎてこれは病気というよりもう性格の一部という気持ちもあって、どこかでもう治らないんじゃないかと半分諦めてしまっているせいかもしれません
ただ、私が発見誌を読んで感じた事として同じ悩みを持った人が症状を克服した体験記を読む事は励みになります
また、20歳前の脳みその私にはわからなかった森田理論の難しい言葉や意味も当時よりは理解できるようになりなるほどと思うような事も書いてあります
私が1回目・2回目と入会退会を繰り返していた同じ頃に入会していた人の体験記を読むと、私もずっと継続していれば今頃は克服していたのかな~と悔やむこともあります
以上「生活の発見会」についてでした