社交不安障害の治療の為にやったこと‥認知行動療法
私は、不眠で病院に行き始めたのをきっかけに、社交不安障害の治療を始めることになりました
症状に悩み始めて20年以上たって初めて、医療機関で治療をすることになりました
不眠で病院に行ったのですが、待合室で何気なく見たパンフレットに社交不安障害のことが書いてありました
20数年前からずっと対人緊張で悩んでいたのですが対人恐怖症が社交不安障害という言い方に変わっていたのを知ったのはその時読んだパンフレットでした
やっぱりこれって私にあてはまると思い不眠の症状とあわせて先生に人前で緊張してしまい悩んでいる事を相談しました
そこで社交不安障害のチェックをすることになりました
判定はもちろん社交不安障害ということで治療として認知行動療法を始める事になりました
認知とは考えのことです
ざっくりいうと、社交不安障害のもととなる誤った考えや行動を修正し新しい行動パターンを身につけていくことで症状が改善していくというものです
認知行動療法は社交不安障害だけではなく、不安障害全般やうつ病にも効果がある治療法です
この認知行動療法が精神療法の中で一番ポピュラーなのではないかと思います
私の場合はアセスメントシートという用紙を何枚かもらい
ストレスを感じる出来事や変化
↓
頭の中の考えやイメージ
↓
気分・感情
↓
行動・身体的反応
↓
コーピング(対処)
をシートに書いていきます
私がストレスを感じる場面は人前での緊張が主になるので、その状況を書いていきます
1ヶ月の間に緊張する場面は何度もあるので、一枚だけでなく何枚か書いて構いませんできるだけ多く書く方が治療の為には良いようです
月に一度の通院の時までに書いて持っていくのですが、私は書き起こすのが面倒でなかなか枚数を増やせませんでした
臨床心理士さんがここ1ヶ月の状況や、シートを見て私の考えや行動について、どうしてそう考えてしまったのかな~とかこう考えてみるといいんじゃない?だとか次はこういう行動をしてみたらどうかなとアドバイスをもらっていました
月に一度こうやって自分の症状について話せて聞いてもらえることで私は随分と心が楽になっていました
また、シートに書き出す事で言葉で伝えるのが苦手な自分の気持ちを整理できます
たまにシートを見直す事で自分の変化もわかりやすいのではと思います
私は4年程通院して認知行動療法をうけていましたが、不眠の薬の減薬を機に、また保険に加入したいと思っていたので、通院しているとなかなか加入できないようなので通院を止めていたら一年程間が空いてしまいました
私はまだまだ克服には至っていないですが、通院前より緊張する場面から逃げようとする行動は減ったように思います